オミクロン県内初確認 5人市中感染、いずれも軽症 塩田知事「感染拡大が速い」

オミクロン株の県内初確認を受け会見する塩田知事=5日、鹿児島市の県庁

【鹿児島総局】塩田康一知事は5日、鹿児島市の県庁で会見し、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が県内で初めて確認されたと発表した。感染者は男性2人、女性3人の計5人で、症状は軽症。いずれも海外渡航歴がなく感染経路が分からないため、市中感染したと結論付けた。塩田知事は「オミクロンは感染拡大の速度が速い」として、県民に対して感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

 

感染者が少なく個人の特定につながるとして、県は感染者の年代や居住地を非公表とした。いずれも12月下旬から1月上旬にかけて発熱などを発症し、医療機関に入院している。5人は▽県外在住者と県内在住のその家族▽県外の人と接触があった人とその家族―の二つのグループに分かれるという。

 

5人のうち4人はゲノム解析で確認され、1人は同じ感染経路からオミクロン株と判断した。計50人の濃厚接触者のうち、大半を占める県内在住者については既に陰性が確認されている。

 

オミクロン株の感染確認を受け、県は31日まで県内16の医療機関などで無料検査を実施する。感染に不安を感じる無症状の県民が対象。離島には実施場所がないことから、塩田知事は「検査キットを奄美大島などに送って対応する。順次、実施場所を拡大していく」と説明した。

 

塩田知事は「現段階では会食についての人数や時間の制限は設けない」とした上で、感染対策が十分として県がお墨付きを与えた第3者認証店の利用や認証の取得などを求めた。

 

このほか県は同日、県内15施設目の宿泊療養施設として「かごしまプラザホテル天文館」(鹿児島市)を開所した。