クロウサギ観察小屋に海外から評価 天城町 クールジャパンアワード2019受賞 観光資源、コロナ後に期待

授与式で賞状を受け渡すクールジャパン協議会の太田会長(左)と森田町長=4日、天城町役場(同協議会提供)

 【徳之島総局】外国人の目から見て優れた日本の文化、観光資源などに贈られる「クールジャパンアワード2019」に天城町当部の「アマミノクロウサギ観察小屋」が選ばれた。新型コロナウイルスの影響で2年越しとなった授与式が4日、同町役場であり、森田弘光町長は「受賞を契機にアフターコロナでの観光復興を目指したい」と笑顔を見せた。

 

 同賞は一般社団法人クールジャパン協議会(太田雅人会長、京都市)が主催するもので15、17、19年と隔年開催している。観察小屋はアマミノクロウサギの生態を総合的に学べる施設であることから高評価を受けた。

 

 賞は日本中に埋もれている文化、観光スポットなどを発掘し、外需拡大、地域経済の活性化につなげることが目的。奄美群島では17年の「与路島珊瑚石壁およびサガリバナ小径とハンミャ島」(瀬戸内町)に続き、19年は観察小屋と「大島紬の体験夢おりの郷」(龍郷町)が受賞している。同協議会は「世界が認めた奄美群島の魅力を発信してコロナ禍で打撃を受けた観光の復興に寄与していきたい」としている。

 

 観察小屋は屋内にアマミノクロウサギの剥製や関連書が展示されているほか、餌になる植物の栽培地もある。ほぼ毎晩アマミノクロウサギが現れる観察スポットとなっており、定点カメラの映像は町内ケーブルテレビや動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。