世界遺産登録実現祝う 徳之島・宝ランド祭り

有志による創作ダンス「いのち未来へ」=5日、伊仙町目手久

徳之島の世界自然遺産登録を祝う記念イベント「宝(ほー)ランド祭り」(同実行委員会主催)が5日、徳之島なくさみ館(伊仙町目手久)で開かれた。島内外から約1500人が来場。徳之島ゆかりのアーティストや島内有志の出演するステージで島を挙げて登録実現を祝い、先人たちが残した徳之島の自然を後世に受け継いでいく決意を新たにした。

 

イベントは徳之島三カ町議会議員連絡協議会、NPO法人徳之島虹の会など計11団体が主催。「住民による住民のための世界自然遺産登録記念イベント」と位置付け、登録を祝うとともに地域住民の自然保護や環境保全に対する意識向上を目的に開催した。

 

式典オープニングでは塩田康一県知事がビデオレターで祝いのメッセージを寄せ、徳之島3町長が万歳三唱の音頭を取った。講演では屋久島環境文化財団の小野寺浩理事長と東京大学の林良徳名誉教授が「世界自然遺産を考える」と題して徳之島の文化や自然の魅力を紹介した。

 

「世界の宝を守る島人宣言」では島民を代表して徳之島高校の平一愛さん(17)と樟南第二高校の中村勇翔さん(16)が「豊かな徳之島の自然について学び、失うことなく未来へ伝える」と誓いを立て、息を合わせて「私たちみんなで力を合わせこの島を守っていきます。頑張るぞ」と気勢を上げた。

 

ステージでは未就学児から60代までの島民有志による創作ダンス「いのち未来へ」があり、アカショウビンやアマミノクロウサギなどに扮(ふん)したダンサーたちが躍動。徳之島ゆかりのアーティストやシンガー・ソングライターの岡本真夜さんも出演してうたげに花を添えた。

 

イベントには多くの高校生がボランティアで参加し、準備や運営を支えた。樟南第二高校の井上美咲さん(16)は「幅広い年代の人たちと交流したいと参加した。お客さんが多くて慌てる場面もあったが、徳之島の魅力を多くの人に紹介できる機会に関われてうれしかった」と笑顔を見せた。