伊仙町の松永酒造「マルシカ祭」 黒糖焼酎の量り売り好評

黒糖焼酎「マルシカ」の原酒を量り売りする松永酒造の松永代表(提供写真)

黒糖焼酎「マルシカ」の原酒を量り売りする松永酒造の松永代表(提供写真)

 奄美黒糖焼酎製造・販売の松永酒造場(伊仙町阿三、松永晶子代表取締役)は1~3日、同酒造場で地域おこしイベント「マルシカ祭」を初開催した。同社の黒糖焼酎「マルシカ」の量り売りや、マルシカを活用した菓子やコーヒーの販売などが評判を呼び、3日間で延べ約200人が訪れた。

 

 マルシカは杜氏(とうじ)も務める松永代表(52)が「若い女性にも好まれる商品を」との思いを込め、2020年12月に販売開始した。同酒造場の創業の地が同町鹿浦にあったことから約50年前まで愛飲された「まる鹿」にちなんで命名した。

 

 イベントは9、10日の「黒糖焼酎の日」に先駆けた焼酎PRと地域おこしが狙い。地域の飲食店も出店などで協力した。飲食以外に酒造場見学や、焼酎の瓶の洗浄やふたを閉める工程の体験コーナーもあり、家族連れで賑わった。

 

 マルシカはアルコール度数25度だが、イベント限定で原酒(40度)の量り売りも実施。黒糖と米麹(こうじ)の風味を生かした同酒の魅力をより濃厚に味わえるとあり、来場客からも好評で「ぜひまた祭りを開催してほしい」との声もあったという。

 

 松永代表は「消費者の喜ぶ顔を直接見る機会は少ないのでうれしかった。来年はさらに多くの事業者を巻き込んで開催したい」とイベントを振り返った。「量り売りはごみ削減にもつながる。マイボトルでの量り売りが実現できないか画策している」と今後の展望も語った。