停電想定し自家発電稼働訓練 知名町の南国商事

訓練で自家発電機を稼働し、通常営業する南国商事知名給油所=19日、知名町

 住民拠点サービスステーション(SS)の指定を受けている知名町の南国商事知名給油所(東山栄仁社長)は19日、自家発電稼働訓練を行った。台風被害などによる停電時、自家発電機を使った給油サービスがスムーズに行えるよう、稼働手順を確認。住民にも訓練を周知し、防災意識を高めてもらった。

 

 住民拠点SSは、自家発電設備を備え、災害などが原因の停電時にも継続して地域住民に給油できるガソリンスタンド。資源エネルギー庁のホームページによると、5月末時点で全国1万4400カ所、奄美群島では61カ所が指定されている。

 

 南国商事知名給油所は2018年に指定されて以降、台風シーズンの7月と9月に訓練を実施。この日は正午から午後6時まで6時間、自家発電機を稼働させて通常の業務を行った。

 

 住民にはスタンド前の電光掲示板や張り紙、看板で訓練を周知。今回からは給油に訪れた離島生活に不慣れな転勤者などに、食料の確保や雨戸の設置、給油など、10項目の手作り台風対策チェックリストを配る取り組みも始めた。

 

 東山社長(36)は「台風がよく来る南の離島で、住民拠点SSの制度はありがたい。訓練が地域住民の台風の備えに対する意識付けになれば」と話した。