先祖に感謝「ウヤンコー」 墓前で集落や家族の平安願う 喜界島

墓前に線香をあげ、先祖に感謝する参拝者=10日、喜界町荒木

 喜界町荒木集落で10日、先祖を祭り敬う伝統行事「ウヤンコー(高祖祭)」が行われた。地域住民や出身者が墓地に集い、感謝の果物や酒などを墓前に供え集落や家族の平安を願った。

 

 同集落のヒンバンメー墓地には、午前6時半ごろから、菓子や酒などの供え物を持った住民や出身者が集まり始めた。線香を手に親族の墓を回ってあいさつし、世間話や故人の思い出などを話す場面も見られた。 

 

 喜界町誌によると、ウヤンコーは旧暦9月の最初の壬戌(みずのえいぬ)の日に行われる。一族の平安と繁栄を願うとともに、相互の親交を深める先祖祭りの一つとされる。主に喜界島の西側の集落で行われ、集落によって墓参りの時間は異なる。

 

 10日は新型コロナウイルス感染症対策として、墓参りの時間を指定しない集落もあった。