共同でマングローブ植林 宇検村、伊藤忠商事

メヒルギの苗木を植える田検小の児童ら=2017年12月7日、宇検村湯湾(資料写真)

 宇検村と伊藤忠商事(本社・東京都)は18日、村内でマングローブ植林の共同プロジェクトを開始すると発表した。村内の児童が2014年度から継続している植林活動を支援する内容で、21年度は同村湯湾の農業用水路に、マングローブを形成する植物の一種・メヒルギの苗木120本を植え、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を含む温室効果ガスの削減を目指す。

 

 両団体の環境保全へ向けた取り組みの一環。植林したマングローブによって吸収されたとみなされる二酸化炭素量は数値化し、企業などが削減した二酸化炭素をクレジット化して売買する「CO2クレジット」としての活用を目指す。

 

 宇検村では、田検小学校が14年から同用水路でのマングローブ植林活動を実施している。今回の合意により、伊藤忠商事は、その植林へ向けたコスト負担などを行う。

 

 同社担当者は「宇検村との共同プロジェクトで得られた知見を検証し、CO2クレジットを生かした温室効果ガス削減の取り組みを他地域にも広げていく第一歩にしたい」と話した。

 

 宇検村の元山公知村長は今回のプロジェクトについて、「これまでの植林活動が評価されたことで、子どもたちも自信を持って活動を継続できる。マングローブ形成の早期実現にもつながる」と期待を寄せた。