喜界サンゴ研が公開講座 与論町

サンゴ礁について講演する駒越研究員ら=10月29日、与論町

 NPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所主催の公開講座「出張サンゴ塾・与論島とサンゴ礁の繋がり」が10月29日、与論町中央公民館であった。町内から約10人が参加。同時にオンライン配信で17人が視聴し、サンゴ礁とそれを取り巻く環境などについて学んだ。

 

 講座では同研究所の駒越太郎研究員(31)が「シャコガイの殻からわかること」をテーマに講演。シャコガイには日輪、年輪があることや殻から過去の台風についての時期が分かることなどを説明し「分析することで当時のシャコガイがどれだけの太陽の光を受け取っていたかなど、普通では分からない情報が殻には隠れている」と語った。

 

 喜界島の地形の特徴であるサンゴ礁段丘についても触れ、「喜界島は、時代を異する段に分けられており、多くの年代を見ることができる」と紹介。「与論でも断層地形がある。遺跡に残っているシャコガイがあれば分析してみたい」と話した。

 

 駒越研究員は「いろんな視点から子どもたちに研究の楽しさを知ってもらい、不思議に思ってもらう。そこから科学が始まる。物事を理解し解決していく力を身につけてもらえれば」と参加者へ呼び掛けた。