地元ボランティア確保を コロナ禍の災害VC 和泊町社協研修

演習で「事業継続計画」について話し合う参加者=27日、和泊町

 和泊町社会福祉協議会主催の「災害ボランティアセンター(VC)職員研修会」が26、27の両日、同町のえらぶ長浜館であった。県ボランティアセンターの辻健一所長が講演。コロナ禍では感染防止の観点から島外ボランティアの受け入れが限定される恐れもあるとして、「地域ボランティアを増やす試みにチャレンジしてほしい。長期間継続して無理なく関われる支援メニューを考えておく必要がある」と呼び掛けた。

 

 町社協の災害VC研修は初めて。27日は約40人が参加した。

 

 災害VCは主に被災者のニーズを集約する「相談所」と、ボランティアを受け入れて派遣する「案内所」の役割を担う。災害発生時は社協が運営主体となって取り組むことになっている。

 

 辻所長は「泥出しや片付けなどの支援活動はあくまで手段。本来の目的である生活再建が忘れられているケースが多い。暮らしの全体を支えるという視点を持ってほしい」と訴えた。

 

 コロナ禍の活動としては、昨年の熊本豪雨などでボランティアの募集範囲を県内限定とした被災地が多く見られたと説明。感染リスクに対する懸念から人員不足を招く可能性もあるとして、地元ボランティアの確保、ICT(情報通信技術)導入などの必要性を強調した。

 

 事業継続計画演習では、被災者支援と並行して継続しなければいけない通常業務の洗い出し、VC応援に出せる人員確保などについて意見交換した。