地域文化の掘り起こしへ ゆらおう会が再始動 奄美市

約100種類ある恵沢さんの薬草園で研究活動に意欲を見せるメンバーら=4日、奄美市名瀬

 奄美市の「奄美文化サークルゆらおう会」(安原てつ子会長)が2日、発足した。「奄美女性サークルゆらおう会」(西シガ子代表)から名称変更し、男性メンバー3人を加えた会員6人で活動を継承。野草、島唄、弔い文化の「食」など、さまざまな視点からスポットを当てて地域文化の掘り起こしを図っていく。

 

 奄美女性サークルは1993年に発足し、これまで会誌「いじゅん川」や通信紙「すでぃる」などを発行してきた。

 

 改称は男女共同参画社会の流れに沿ったもの。団体代表も西さんから安原さんにバトンタッチした。前団体の流れをくみつつ、新会員の加入により研究の幅を広げていく。

 

 まず取り掛かるのは、救荒作物や薬草などで知られる奄美の野草。会員の恵沢岩生さんが理事長を務めるNPO法人みどり厚生事業所(同市)の薬草園を研究拠点とする。安原会長は「昔の知恵を今の食生活にアレンジした活用方法を提案したい」と意欲を見せる。

 

 西前代表は「世界自然遺産の次は文化遺産。皆でゆらい(集まり)、土着の文化を記録して未来に引き継いでいこう」と呼び掛けた。