地場産品の展示販売、求評会  紬協組120周年事業 奄美市名瀬

地場産製品の展示販売もあった本場奄美大島紬協同組合創立120周年記念事業=26日、奄美市名瀬の市産業支援センター

 本場奄美大島紬協同組合(牧雅彦理事長)の創立120周年記念事業が26日、奄美市名瀬の市産業支援センターなどで開かれた。前日の記念式典に続き、全国から来島した呉服卸売・小売業者らが参加。展示販売や求評会、製造過程の見学体験を通じて、本場奄美大島紬に理解を深めた。

 

 同協組は産地の業界発展を目的に1901(明治34)年、「大島紬同業組合」として発足。紬製品の検査業務や宣伝活動のほか、新技術の研究開発や後継者育成に取り組んできた。

 

 26日は、同センターで地場産製品の展示販売と求評会があり、織物約2100反が並んだ。生産者と来島業者は、製品の特徴や商品価値について質疑を交わし、売買交渉を行った。このほか来島業者は産地で泥染めを体験し、観光地を訪れるなど紬を巡る奄美大島の自然、文化を実感した。

 

 呉服小売業48社が加盟する日本きものシステム協同組合(本部・京都市)の佐々木英典理事長は、加盟15社の代表者らと参加。「奄美の自然と人が織り成す紬の付加価値は高い。産地の想いとともに全国へ届けたい」と語った。

 

 本場奄美大島紬協組の牧理事長は「初めて来島した参加者が多く、販売も好調。奄美大島の魅力と合わせて紬を発信する良い機会となった。創立120周年に世界自然遺産登録も重なった2021年。本場奄美大島紬業界発展の契機としていきたい」と話した。