培った技術でごみ回収箱製作 天城町、高校生の地域貢献活動

完成したごみ回収ボックスと製作した樟南第二高工業科の生徒(中央3人)ら=2日、天城町兼久

 天城町の樟南第二高校工業科の生徒たちが製作したごみ回収ボックスが完成し、2日、設置された同町兼久でセレモニーがあった。同校、町などから約10人が参加。学習で培った技術で地域貢献した生徒たちへ感謝の言葉を贈った。

 

 回収ボックス製作のきっかけとなったのは、昨年11月に高校生と町が意見交換したフレッシュトーク。若い世代の発想力や行動力を町づくりに生かそうと、その後も協議を重ね、今年4月に町と同校が連携協定を締結。今年度事業として回収ボックス製作が決まった。

 

 回収ボックスは鉄製で高さ120センチ、横180センチ、奥行き70センチ。工業科3年生15人が週3日、計5時間の実習の時間を利用して製作した。既に7基が完成し、うち3基は10月中に、兼久、松原西区、瀬滝の町内3カ所に設置済み。年内で町内計14カ所に設置する予定。

 

 セレモニーには森田弘光町長、同校の牧園弘光校長と生徒代表らが出席した。森田町長は「学業で忙しい中、町のために頑張ってくれた。素晴らしい出来栄え」と目を見張った。牧園校長は「期限を守れるか心配したがしっかり完成させてくれた」と仕事ぶりをたたえた。

 

 生徒代表の久原慶斗さん(18)は「難しい工程もあったが、皆で知恵を出し合って完成させられた」と話し、「ものづくりは好きなので楽しめた。卒業前に技術を生かした地域貢献ができてうれしい。自信作なので多くの人に使ってほしい」と笑顔を見せた。

 

 兼久集落区長の岡本晃さん(62)は「今まではネットをかぶせてカラスなどがごみを荒らすのを防いでいたが今後は心配が減る。集落の他の場所にも欲しいという住民の声も届いていて、皆が喜んでいる。生徒たちの思いに応えるためにも大切に利用したい」と話した。