夏祭り、奄美4市町村が中止決定

奄美まつりの八月踊りを楽しむ人々=2019年8月、奄美市名瀬

 新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年は全て中止となった奄美群島の夏祭り。いまだ感染症の収束が見通せない中、各市町村では今年の開催可否の見極めも難しい状況となっている。奄美市、宇検村、伊仙町、和泊町の4市町村は27日までに、中止を決定。喜界町は島内での新型コロナ感染状況なども踏まえ、条件付きで開催する方針だ。他町村も近く開催可否を決める。

 

 奄美群島の夏祭りは例年7月下旬から8月にかけて12市町村、14地域(奄美市は名瀬、住用、笠利)で開催。例年ならば、どの地域もパレードや舟こぎ競争、花火大会など多彩なイベントで盛り上がるが、昨年は全市町村で祭りが中止となった。

 

 今年の祭りについて、瀬戸内町は祭り協賛会で開催可否に関する書面決議を実施中で、28日が回答期限。事務局の町水産観光課によると、「中止決定が濃厚」という。

 

 龍郷町も協賛会総会を書面決議で行い、6月4日までに開催可否を決める。徳之島町は5月31日、知名町は6月1日、大和村と天城町、与論町は6月ごろ(時期未定)を予定している企画委員会や実行委員会で、方向性を協議する。

 

 5月27日現在、奄美群島で唯一、開催方針を打ち出している喜界町夏まつりの協賛会事務局(町企画課)によると、今年の夏まつりは8月7、8日の2日間。相撲大会、パレード、舟こぎ競争、八月踊り、演芸・歌謡ショー、花火大会などを予定している。

 

 ただし、▽町内でクラスター(感染者集団)が発生した場合▽ワクチン接種のピーク期と夏まつりが重複する場合│など事前に6項目設定した条件に該当した場合は緊急理事会を招集し、中止や延期を判断する。