天城町でクラスター 奄美4市町で感染者19人 県内コロナ

2022年03月01日

地域

県と鹿児島市は28日、新たに274人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。奄美群島在住者は1市3町で計19人。また、天城町の児童施設で新たにクラスター(感染者集団)が確認された。徳之島でのクラスター発生は、昨年8月に徳之島町の飲食店と医療機関で認定されて以来。

 

奄美在住の新規感染者は、天城町13人(10歳未満から60代の男女)、与論町3人(10歳未満から60代の男女)、和泊町2人(30代の男女)、奄美市1人(30代男性)。

 

天城町の児童施設で発生したクラスター関連の感染者は、28日までに17人確認されている。県によると、施設内で手指消毒や換気は行われていたが、利用者のマスク着用が不十分で、職員と利用者が密接になる場面があったという。同日までに関係者の検査を約60件実施し、今後は10件程度予定している。

 

感染者は10歳未満から60代の男女で、内訳は利用者5人、職員5人、利用者の親族6人、職員の親族1人。居住地別では天城町16人、伊仙町1人となっている。

 

28日の発表で新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市132人、霧島市46人、指宿市19人、姶良市13人など。県外はいなかった。同日は屋久島町の児童施設でのクラスター発生も報告された。

 

感染者の累計は3万1052人。27日現在、医療機関に336人が入院し、759人が宿泊療養、2375人が自宅待機している。重症者は6人で、酸素投与が必要な中等症者は50人。また、県は28日、新たに感染者3人の死亡が確認されたと発表し、死者の累計は124人となった。