奄美市接種率8割超 新型コロナワクチン 20、30代は6割台

 奄美市は20日、最新の新型コロナウイルスワクチン接種実績をまとめた。集団接種が終了した17日時点の2回目接種率は81・1%で、目標の70%を上回った。市は接種体制の確立や、感染拡大に伴う市民の意識向上を要因に挙げた。既に医療機関の個別接種に移行しており、早めの予約を呼び掛けている。

 

 接種事業は3月に始まり、4月には集団接種会場の奄美ワクチンセンター(奄美文化センター)が開設。高齢者、基礎疾患を持つ人など段階的に進め、9月11日以降は12歳以上の全市民が対象となった。

 

 市は集団接種の終了を見越して10月上旬から個別接種を開始した。これらも含めた1人2回分の接種事業は、11月末でいったん終える方針だ。

 

 最新の実績は対象者3万7914人に対し、3万754人。医療従事者や施設接種などの数字も加えており、およそ8割の市民が2回目まで終えたことになる。

 

 市新型コロナワクチン接種推進室(健康増進課)は「土日も含めた集団接種体制を整えたことが奏功したのではないか。最終案内となった9、10月分の予約は事業開始当初に比べて少なかったが、盆以降に感染が急増したことで市民の意識が上がり、最終的には接種枠が埋まった」と話した。

 

 年代別でみると、50代以上がいずれも80%超と高率なのに対し、20代64・6%、30代69・1%と若い世代で6割台にとどまった。

 

 同推進室は「20、30代は行動範囲が広く、社会への影響が大きい。未接種の人や1回目接種で終わっている人は、ぜひ個別接種を検討してほしい」と呼び掛けた。

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 個別接種対応の医療機関16カ所のうち、現在8カ所(奄美市6、龍郷町2)で予約を受け付けている。対象は2回目までの接種を受けていない人で、3回目接種ではない。希望者は各自で医療機関へ電話予約すること。予約期限は27日に迫っている。

 

 医療機関と希望の日時を調整できない場合は、市へ連絡するよう呼び掛けている。問い合わせ先は電話0997(69)3747奄美市ワクチン接種推進室。