対象者の約8割終了 大和村の高齢者ワクチン接種 新型コロナ

2回目のワクチン接種を終え、役場職員から接種済証を受け取る高齢者=9日、大和村体育館

2回目のワクチン接種を終え、役場職員から接種済証を受け取る高齢者=9日、大和村体育館

  新型コロナウイルスワクチンの高齢者優先接種が県内で先行して進む大和村で8、9日、第2回集団接種が行われた。村体育館であり、対象者の約8割に当たる465人が2回目の接種を終えた。村保健福祉課によると、80代男性1人が接種後の経過観察中に気分の悪さを訴えたため、大事をとって奄美市内の病院に救急搬送した。

 

 同課によると、村内の65歳以上の高齢者は640人。施設入所者などを除く集団接種の対象者は590人で、接種2回目を終えた対象者の接種率は78・81%だった。8、9日は第1回で接種できなかった16人も1回目の接種を受けた。2回目は大和診療所で個別に受ける。

 

 第2回集団接種は第1回同様、会場に一定の間隔を空けて椅子を並べ、高齢者は座ったままでスタッフが移動しながら問診、診察、注射を行った。高齢者は集落ごとに割り当てられた時間帯に来場した。

 

 国直集落から訪れた晨原重光さん(68)は「2回目の接種が終わってほっとした。去年中止になった村の行事や老人クラブの交流会などが今年はできるといい。早く元の生活に戻ってほしい」と話していた。

 

 同課の早川理恵課長は「集団接種は予定通りスムーズに行うことができたと思う。接種が済んだことで村民の安心につながればいい」と述べ、徹底した感染防止対策の継続も呼び掛けた。

 

 ワクチンの高齢者接種を巡っては、国の配分計画に基づいて県が高齢化率が42%と高い大和村と、高齢者人口が多い鹿児島市に先行してワクチンを配分した。

 

 同村の第1回集団接種は4月16日から3日間行われ、475人が受けた。特別養護老人ホーム・大和の園の入所者とショートステイ利用者のうち、本人や家族の同意を得た46人に対する接種も進行中。村には接種が2回必要なファイザー社製のワクチン2箱(1950回分)が届いており、余剰分については村内の介護職員や施設職員を優先するほか、今後予定する一般の村民向け接種にも充てる。