島の魅力や未来を語り合う 「島暮らし・デザイン・フォーラム」開催 高校生中心に討論会も 沖永良部島・酔庵塾

高校生5人が参加した島の未来を考えるパネルディスカッション=20日、知名町

 【沖永良部総局】第2回島暮らし・デザイン・フォーラム(酔庵塾主催)が20日、知名町のあしびの郷・ちなであった。高校生を含む島内外の男女9人が、パネルディスカッションで沖永良部島の魅力や未来について意見交換。基調講演や実践研究事例報告などもあり、「子が孫が大人になったときにも笑顔あふれる美しい島」の実現に向けたアイデアを共有した。

 

 フォーラムは、10年間毎年開催していた「沖永良部島シンポジウム」と、毎月の「酔庵未来塾」で議論してきた未来の心豊かな暮らし方を具現化する目的で企画。第1部「島の未来を考える」、第2部「学校と地域との連携・協働を考える」の2部構成で開催した。

 

 第1部では、同塾の石田秀輝塾長が基調講演。憧れの島となるためには▽行政ではなく住民主体の自治▽エネルギーや食料、遊びなどいろいろなものの自足▽島民が島のことを学び直し、島自慢ができること―などが、これまで以上に必要になってくると提言した。

 沖永良部高校の生徒5人を中心にパネルディスカッション。高校生たちは「きれいな海など自然が魅力」「ゆったり時間を過ごしてリラックスできるところ」などと島の魅力を語った。

 

 このほか、「大人が子どもに島の魅力を伝えられれば、進学や就職で島を離れても島に戻ろうと思うのでは」「島外から戻って来たいと思ったときに、島に仕事があって安定して暮らせたら良い」などの意見もあった。

 

 最後に、司会で同塾事務局長の竿智之さんが「子どもたちは、身の回りにいる大人の姿で島の未来を感じている。僕たち大人が、島を好きになり、島自慢ができるようになれば、子どもたちは島の未来に夢を抱くようになると思う」と来場者へ向けて語った。

 

 第2部では、大城小学校PTA会長の朝戸貴子さんと住吉小学校の中原明美校長が、地域と学校が協力することによって生まれる新しい価値をテーマに事例発表。国際学園星槎大学大学院の三輪建二教授は、学校運営に地域住民も参画するコミュニティースクール制度について、オンラインで講演した。