御霊596柱をしのぶ 笠利町招魂祭

焼香する参列者=16日、奄美市笠利

  「第116回 笠利町招魂祭式典」は16日、奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園招魂碑前広場で営まれた。遺族や関係者ら約50人が参列。日清戦争以降の戦没者587柱と女子挺身(ていしん)隊9柱をしのび、恒久平和への誓いを新たにした。

 

 1分間の黙とう後、朝山毅市長が「今ある平和と豊さは尊い命の犠牲のもとに築かれている。記憶を風化させることなく、後世に継承していくことが、私たちの大切な責務。先人から受け継いだ結の精神、歴史、文化、伝統、世界自然遺産にも登録された美しい自然を守り、地域発展に一層努力することを誓うとともに、戦没者の御霊(みたま)が安らかならんことを申し上げる」と式辞。

 

 追悼の言葉を与勝広市議会議長と笠利町遺族会(会員113人)の丸田一仁会長が述べた。そのほか、里山直さん=同町=による献吟、参列者の焼香があった。

 

 丸田会長は「最愛の人を亡くし、断腸の思いで今日に至るが、どんなに苦しくとも御英霊の功績に恥じない生き方をしなければならないと自らに誓い、二度と悲惨な戦争を繰り返さないよう平和を訴え続けていく。世界では戦争や内戦などにより、いまだに多くの命が失われており、一日でも早い世界平和が訪れることを願う」と力を込めた