持続可能な観光 世界基準で探る 与論町で初開催

 持続可能な観光の世界基準「GSTC」の公式トレーニング(観光庁など主催)が24~26日、与論町中央公民館などであった。町役場の関係課やヨロン島観光協会職員、町内の観光関係事業者など23人が参加。GSTC公認トレーナーの荒井一洋さんを講師に、世界基準の知識と手法を学び、町の観光の在り方を考えた。

 

 トレーニングは観光庁が進める日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS│D)モデル事業の一環で、与論町では初めての開催。同町は今年度、全国15のモデル地区に選ばれている。

 

 トレーニングでは▽持続可能な管理▽社会経済的影響▽文化的影響▽環境への影響│の主要4分野からなるGSTCの概要について講義を受け、参加者間で討論。学びを深めた後、実際に町の観光地や観光施設を巡るフィールドワークを行い、基準がどう生かされるかを考えた。

 

 与論城跡では、植栽や観光客の立ち入りなどによる石垣破壊のリスクが指摘され、ルールづくりの必要性を学んだ。皆田海岸では漁業者とマリン事業者の共存の方法を探った。

 

 観光協会の担当者は「一般の参加者からは『さまざな業種の人と意見交換でき、新たな視点を学んだ』などの感想が聞かれた。今後も与論らしい持続可能な観光地づくりを進めていきたい」と話した。