検査キットに市民殺到 奄美市

無料のPCR検査キットを受け取る市民=14日、奄美市名瀬

奄美市と奄美薬剤師会は14日、新型コロナウイルスのPCR検査キットを市内11カ所の薬局と市笠利総合支所で無料配布した。市は31日までを配布期間としていたが、感染拡大を心配する市民らが検査キットに殺到。初日ですべての配布が終了した。受け取った人たちは「助かる」と安心の表情を見せていた。

 

検査キットは県の提供。感染が拡大している奄美市に2000セット配布され、うち1200セットが一般市民に無料で配られた。対象は感染の不安がある無症状者。受け取った市民は自宅でだ液を自己採取し、郵送する。数日後に結果が届く仕組み。

 

同市名瀬長浜町のチューリップ調剤薬局には午前9時の配布開始30分前から多くの人が訪れ、午前10時ごろまで長い列をつくった。

 

同局薬剤師の西貴美子さん(55)は「感染拡大を不安に思う人たちの緊張感を強く感じた。それぞれがうつらない・うつさないを心がけることが重要」と感染予防の徹底を呼び掛けた。

 

検査キットを受け取りに来ていた50代男性は「自分と妻のために2つもらった。仕事でお客さんに会うことが多いので(検査キットの無料配布は)助かる。感染が増えていて不安だった」と話した。