気象災害から身を守るには 知名町防災訓練で講演会

防災気象情報の見方などを学んだ知名町総合防災訓練=1日、知名町

 知名町総合防災訓練は1日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。新型コロナウイルス対策のため、訓練を講演会に変更して開催。消防団、区長、民生委員・児童委員など約80人が参加。名瀬測候所地域防災官で気象予報士の宮崎隆盛氏を講師に、気象災害から身を守る方法や防災気象情報の見方を学び、防災意識を高めた。

 

 宮崎氏は気象災害から身を守るためには、地域の特性を知ることや役に立つ情報を知る能力や手段を身に付ける重要性を強調。気象庁が発するさまざま情報や大雨・洪水警報の危険度分布「キキクル」の見方も説明した。

 

 災害経験を風化させないことも大切として、日本の観測史上1位となる最低気圧を記録し、大きな被害をもたらした「沖永良部台風」(1977年9月)をはじめ、近年奄美群島に接近した台風の特徴を解説した。台風情報については▽最悪のコースを想定した防災対策を▽台風の中心だけにとらわれず、周囲の雨と風を見る▽台風の中心が過ぎた後の風が強いことがある│などの留意点を挙げた。

 

 「まさか自分が」「まさかここで」など一人の過信、思い込みが避難を遅らせるとして、「皆さんが率先して逃げることを勧めて」などと呼び掛けた。