沖永良部、結婚式を観光資源に コロナ下も可能、若者企画

若沖洲会が開催したウエディングイベントで記念撮影する参加者=10月30日、和泊町畦布

 若い世代を中心とした沖永良部島出身者で構成する「若沖洲会」は10月30日、和泊町畦布の貸別荘でウエディングイベントを開いた。新型コロナウイルスの影響で結婚式を挙げていない夫婦とその友人を招待し、結婚披露宴を企画。コロナ影響下でも開催できるウエディングを提案した。

 

 若沖洲会は2018年設立。これまで全国各地で同島出身者の親睦を深めるイベントなどを開催してきた。今回は、沖永良部での結婚式の魅力を島内外に発信し、観光振興や雇用拡大につなげようと企画。イベント運営費は、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングなどで得た寄付金を活用した。

 

 対象となった夫婦は、19年4月に入籍した知名町の森田悠士さん(23)と友香さん(24)。長男の詠音君(2)らと海などを背景にしたウエディングフォト撮影を楽しんだ後、若沖洲会が企画した結婚披露宴を体験した。友人あいさつや沖永良部島をかたどったケーキへの入刀などがあり、会場は参加者の笑顔であふれた。

 

 悠士さんは「友達が企画して、素晴らしい会場で祝ってもらってうれしい」と感謝。友香さんは「結婚してコロナ禍になって式を考える余裕もなかった。きょうはすてきな式で感動した。みんな大好き」と満面の笑み。

 

 若沖洲会の島内在住者の代表、吉田雄輝さん(24)は「これからも島の発展につながるような企画を仲間と考え、行動していきたい」と話していた。

 

 新型コロナ対策として、披露宴の出席者は事前に抗原検査を受けた。