田皆岬、園地再整備が完了

 

遊歩道などが再整備された田皆岬の園地=13日、知名町田皆

知名町が2019年度から進めていた景勝地「田皆岬」の園地再整備が完了した。13日、園地施設の完成記念式典と関連イベントが現地であり、町民ら約100人が完了を祝い、設備の安全を願った。

 

 田皆岬は沖永良部島西部の北端に位置し、奄美群島国立公園に指定されている。サンゴ礁が隆起した高さ約50メートルの断崖絶壁が特徴で「奄美十景」にも選ばれている。映画「青幻記」のロケ地としても知られる。

 

 園地整備は1977(昭和52)年以来で、遊歩道などが老朽化していた。再整備は、県の国立公園施設整備推進事業などを活用。遊歩道と駐車場を更新したほか、多目的トイレを整備。園地入り口付近に断崖絶壁が一望できる展望デッキも整備した。完工は今年9月30日。総事業費は1億4896万円。

 

 式典では今井力夫町長や住民代表者らが遊歩道入口でテープカット。今井町長は「自然がつくりだした素晴らしい景観を私たちは次の世代につないでいかなければならない」とあいさつ。田皆地区の白川孝志区長(49)は「再整備を機に、集落の活性化を推進し、子や孫に誇れるまちづくりに貢献していきたい」と述べた。

 

 当日は記念イベントとして園地内の6地点を回るスタンプラリーもあり、親子連れなどが景観を楽しみながら遊歩道を楽しそうに散策していた。