県と2市村、危険地区で防災点検 奄美大島

ハード整備が進む現場を視察する合同防災点検の参加者ら=21日、大和村

 県大島支庁は21日、災害危険地区で工事が進む奄美市と大和村の現場2カ所で合同防災点検を行った。行政関係者や大島地区消防組合、奄美市区選出の県議など約30人が参加。災害の未然防止に向けたハード整備の必要性を再確認するとともに、防災に関する一人一人の認識を改め、地域の防災力を強化していくことを申し合わせた。

 

 視察したのは大和村の大和浜と奄美市名瀬安勝町で行われている急傾斜地崩壊対策事業の現場。県大島支庁の担当職員が工事の役割や進捗(しんちょく)状況について、パネルなどを使って報告した。

 

 大和浜の現場では、村防災センターの屋上から視察した。県の担当者は今年度の擁壁工事で、2010年から続いた整備事業が完了することなどを説明。伊集院幼村長は「役場裏の安全対策をしていただいた。今後も県と協力して、地域の安全対策を講じていければ」と述べた。

 

 県大島支庁の印南百合子支庁長は「災害を防ぐにはハード整備だけではなく、一人一人の認識が大切。梅雨入りして以降、県内各地で大雨が降っており、(秋の)台風シーズンまで気を引き締め、県民の命と財産を守る取り組みを推進していく」と力を込めた。