移住や交流人口の拡大拠点に 奄美市ワークスタイル・ラボ開所

メインのコワーキングスペースを内覧する来場者=16日、奄美市名瀬

 フリーランスらの働き方を支援する奄美市の産業連携拠点施設「WorkStyle Lab(ワークスタイル・ラボ)」が16日、同市名瀬浦上町の市産業支援センターにオープンした。共同作業場のコワーキングスペースをメインに、会議室やサテライトオフィスなどを整備。市は「移住定住や交流人口拡大の拠点に」と期待を寄せた。8月14日まで無料開放している。

 

 ワークスタイル・ラボは、市が2020年度に策定した第2期「フリーランスが最も働きやすい島化計画」の主要事業に位置付けられている。

 

 施設は総事業費6921万円を投じ、市産業支援センター2階部分(延べ床面積427平方メートル)を改修整備。名瀬小俣町のICT人材育成センターの機能を移転、強化させた。愛称は「INNO(イノー)」。

 

 メインのコワーキングスペースは、それぞれ独立した仕事を持つ人々が仕事場として共有するオープンスペース。茶レンガ調のクロスに木製テーブルやソファを配置し、カフェ風の内装に仕上げた。定員30人。

 

 ほかに個人利用の「集中作業スペース」、奄美進出を目指す企業に短期間貸し出す「お試しサテライトオフィス」、特産品等の「商品開発スペース」などを整備。全室に無線LANを完備した。

 

 22年度まで市直営で運営する方針。地域情報編集・制作会社「しーま」(本社・奄美市)がコミュニティーマネジャーとして常駐し、フリーランス育成や仕事紹介、講座などを行う。

テープカットで完成を祝ったワークスタイル・ラボの開所式=16日、奄美市名瀬

 同日、開所式があり、関係者がテープカットで完成を祝った。

 

 朝山毅市長は「情報通信産業の振興は奄美群島成長戦略ビジョンの重点分野に位置付けられており、フリーランス支援も本市の重要施策として取り組んでいる。(近く登録可否が審査される)世界自然遺産登録を機に、移住定住や交流人口の拡大の拠点として活用していきたい」とあいさつした。

 

 施設は時間や月単位の利用料金を設定。島内外のフリーランス、起業家、会社員などへ広

く貸し出す。しーま担当者は「なかなかイメージが湧きにくいかもしれない。無料期間中にぜひ利用してほしい」と呼び掛けた。

 

 開館時間は午前9時から午後7時まで(日曜、祝日は休館)。原則ホームページか電話で事前予約が必要。

 

 問い合わせ先は電話0997(57)1410ワークスタイル・ラボ。