空き家改修、地域づくりを評価 瀬戸内町阿木名の施設が会長賞に 国交省

全国地域づくり推進協議会会長賞を受賞した「HUB a nice d!」の山本さん(前列中央)と住民ら=22日、瀬戸内町役場

  国土交通省の「2021年度地域づくり表彰」の表彰式が22日、瀬戸内町役場であった。同町阿木名の空き古民家を活用した創業支援や地域活動の拠点施設「HUB a nice d!(ハブアナイスディ!)」が全国地域づくり推進協議会会長賞(小さな拠点部門)を受賞。山本美帆代表=鹿児島市=は「これからもたくさんの人のチャレンジを応援する場であり続けたい」と語り、地域住民らと喜びを分かち合った。

 

 地域づくり表彰は地域間の連携と交流推進を目的に全国の優良事例を表彰しており、今年で38回目。「小さな拠点部門」と「地域づくり部門」に全国30団体から応募があり、10団体を選出した。

 

 瀬戸内町阿木名の施設は利用者が希望した時間だけ借りることができる短期貸し店舗で、夫の転勤で同町に住んでいた山本代表と地元住民らが空き古民家を改修し2018年にオープン。期間限定の飲食店やイベント会場、住民の集会場などとして、さまざまな用途に利用されている。移住者や子育て中の母親らが自分の経験や能力を生かして活躍し、交流を広げながら地域の活性化を促したことなどが評価された。

 

 国交省国土政策局地方振興課の渡辺元地域づくり活動推進官から賞状を受け取った山本さんは「受賞は移住者の私に寄り添い支えてくれた地域の先輩方のおかげ。これからは地域と島外をつなぐ場としても活動の幅を広げていきたい」と意欲を見せた。

 

 表彰式には施設を活用して週末限定の居酒屋を営む男性や、ヨガ教室を開いている女性など、住民9人も出席。「やりたいことを実現でき、今の自分があるのはハブディのおかげ」「涙が出るくらいうれしい」と共に喜んだ。