終戦記念日に戦没者追悼式 奄美大島

戦争犠牲者追悼式で献花する参列者=15日、龍郷町とおしめ公園

 終戦記念日の15日、奄美大島各地で戦没者慰霊祭や追悼式が行われた。戦争の悲惨さと今日の日本を築き上げた先人の苦労を忘れまいと遺族を中心に多くの人が参列。犠牲者を追悼し、恒久平和の誓いを新たにした。

 

 龍郷町戦争犠牲者追悼式(町主催)はとおしめ公園内の平和之塔前であった。日清戦争(1894~95年)以降の戦没者723柱のみ霊に祈りをささげた。

 

 竹田泰典町長は「戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代に継承し、恒久平和の実現に向け努力していくことを誓う」と式辞。町議会の前田豊成議長は「私たちは尊い犠牲の上に平和と繁栄を享受できていることを認識し、戦没者に感謝の誠を捧げる」と追悼のことばを述べた。

 

 この日は遺族や行政関係者ら約30人が出席。竹田町長、町遺族会の山田國治会長、前田議長に続いて出席者も献花し、戦没者の冥福を祈った。

 

 山田会長(78)は「会員も高齢になり、毎年参加者が減っている。若い世代へ戦争の悲惨さや平和の尊さを継承していくため、行政ととも連携していきたい」と話した。

 

 同日は大和村、宇検村でも追悼式を実施。奄美市(名瀬、住用)と瀬戸内町は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止した。