緊急時供血登録者667人 

 奄美大島地区緊急時供血者登録制度連絡協議会(事務局・名瀬保健所)のまとめによると、4月1日現在の登録者は667人で、2020年度は2件の活用事例があった。20年度献血実績は目標(877人)を上回る1239人だった。同協議会は「供血者の登録を引き続き献血会場で呼び掛けていく。多くの方に協力をお願いしたい」としている。

 

 同制度は、奄美大島で保有している血液製剤が不足し、本土からの輸送による確保も困難となった状況に備え、あらかじめ供血協力者を登録するもの。登録の要件は①過去3年以内に献血をした人②血液センターの献血基準を満たしている人③緊急時に病院に行き、採血に協力できる人│となっている。登録者には、交通事故など緊急で血液が必要となった場合に保健所か大島地区消防組合から電話などで直接依頼が来る。

 

 登録者の血液型別内訳はA型264人、O型239人、B型116人、AB型48人。

 活用事例によると、急性硬膜下血腫に伴う10代男性の緊急手術で供血協力者4人から採血し、血液を使用した。このほか、30代女性の出産の際に制度登録者に協力を要請し、2人が承諾。出血が少なかったため採血には至らなかった。

 

 20年度の献血実績は、10月が669人(前年同期比113人増)、2月が570人(同23人増)。同協議会では、21年度の目標を905人(10月443人、2月462人)に設定している。