責任事故ゼロ5年 大島タクシーを表彰 自動車運送事業者無事故表彰 九州運輸局

十時一臣所長(右)から表彰状を受け取った川節まり子代表取締役=7日、奄美市名瀬(鹿児島運輸支局提供)

 奄美市名瀬の九州運輸局鹿児島運輸支局・奄美自動車検査登録事務所で7日、自動車運送事業者自動車無事故表彰の伝達式があった。一般貸切旅客自動車運送事業(貸切バス)で過去5年間、責任事故がなかったとして、同事務所の十時一臣所長(49)から大島タクシー(同市名瀬)の川節まり子代表取締役(64)に表彰状が手渡された。

 

 同表彰は、自動車無事故の達成により保安の確立を期すことが目的。酒気帯びや居眠り、整備不良等の事故がないことに加え、運行・整備管理体制の確立など、運輸業務の成績が優良であることが表彰基準となる。十時所長は「貨物と違って旅客での無事故という功績は大きい。乗務前後の点呼、アルコールチェック、適性診断など、日々の業務が適切に遂行されている表れ」とたたえた。

 

 大島タクシーは1955年に創業し、2016年から貸切バス事業を開始。今回、奄美自動車連合会の推薦を受け、大島本島内3事業者で初の受賞となった。川節代表は「ドライバーをはじめ、運行、整備管理者など、全社員の努力のたまものと感謝している。今は受賞の喜び以上に責任の重さを感じており、安全な運送事業を維持できるよう、今後も尽力していく」と述べた。安全統括管理者の荻迫弘美さん(81)は「無事故、無違反の維持には、社員一丸となった安全運転対策への取り組みが重要。この表彰を無駄にすることなく、安全マネジメントの見直しなど、さらに気を引き締めたい」と話した。

 

 例年、式典は鹿児島運輸支局谷山港庁舎(鹿児島市)で開かれているが、今年はコロナの影響で島内で初めて伝達式が行われた。