鍾乳洞の保全、魅力発信へ 日本鍾乳洞サミット

日本鍾乳洞サミットで知名町の観光鍾乳洞・昇竜洞について語る今井町長=13日、同町

 【沖永良部総局】鍾乳洞の保全と魅力発信などを目的とした第33回日本鍾乳洞サミット(日本観光鍾乳洞協会主催)が13日、オンラインで開催された。知名町を含め観光鍾乳洞がある9市町村の行政や管理団体の関係者ら約30人が参加。新型コロナウイルスの収束後を見据えた観光振興などについて意見交換し、観光鍾乳洞の発展に向けて連携を強化し、観光客のニーズに対応した観光地づくりや情報発信などに取り組んでいくとする共同宣言を採択した。

 

 サミットは当初、岩手県岩泉町で開催予定だったが、新型コロナの影響で、オンライン開催となった。今回のテーマは「アフターコロナ(コロナ収束後)に向けた観光鍾乳洞の役割」。

 

 全体討議では、新型コロナの影響で観光鍾乳洞の入場者が減少しているという報告が相次いだ。アフターコロナを見据えたインバウンド(訪日外国人)への対応について意見交換があり、「世界規模の鍾乳洞サミット開催を模索して外国人誘客につなげてはどうか」「外国語の看板やパンプレットを作成している」といった意見があった。

 

 知名町の昇竜洞の入場者数は、2018年度が9764人、19年度は9090人、20年度は3007人と減少傾向にある。同町の今井力夫町長は「奄美・沖縄の世界自然遺産登録により、インバウンドを迎え入れる可能性が高くなる。外国言語への対応やユニバーサルデザインを取り入れた地下道改修などに取り組みたい」などと述べた。