防ごうロードキル 行政、子ども会が協力 看板の製作や設置に汗 徳之島

計6枚の看板を製作した松上、前野両子ども会の児童ら=6日、天城町岡前

 【徳之島総局】近年、アマミノクロウサギなどの希少野生動物のロードキル(交通事故死)が増加傾向にある徳之島で、5~6日、徳之島町と天城町それぞれで事故防止への取り組みがあった。行政や地元の子どもたちがロードキルゼロを目指し、看板の製作や設置で汗を流した。

 

 今年度、徳之島町はふるさと納税型クラウドファンディング(GCF)を活用して、自然保護活動のための看板、反射板、ちらし製作費など計205万円を目標に来年2月5日まで寄付を募っている。

 

徳之島町が町道に設置した看板=5日、徳之島町花徳

 看板のイラストは沖縄在住のアーティスト「pokke104(池城由紀乃)」さんが提供。製作費はふるさと納税型クラウドファンディング(GCF)で募るなど島内外の協力で完成した。5日は看板第1号を事故が多発している同町花徳の町道に設置。今後、事故多発地域、空港、港など島内計10カ所に設置するという。

 

 同町企画課の堀貴久さん(43)は、「町に寄せられたふるさと納税の使い道の指定では約4割が自然保護に役立ててほしいとの声だった。町としても本気でロードキルゼロを目指したい」と力を込めた。

 

 天城町では6日、同町岡前の前野福祉館で北部地区推進協議会(昇健児会長)主催の看板作りがあった。松上地区、前野地区の子ども会から親子連れ約70人が参加。看板6枚を手作りしたほか、高学年の児童らは野生動物が道路に入るのを防ぐ防護ネットの設置にも協力した。

 

 「守ろう世界の宝」という言葉にアマミノクロウサギとオビトカゲモドキの絵を描いた看板を作った昇優菜さん(岡前小6年)は「ピンク色がなかったのでペンキを混ぜてつくったけどかわいらしくできた。看板を見た人が気を付けて運転してくれるとうれしい」と笑顔を見せた。