集落の未来図「夢マップ」描く ふるさと探検隊 宇検村・田検

「夢マップ」の作成に向け、活発に意見を交わす住民ら=3日、宇検村

県主催の「ふるさと探検隊 田検地区(第2回)」は3日、宇検村田検の防災会館であった。地域住民や行政関係者ら約30人が参加。第1回ワークショップで作成した「探検マップ」を基に、地域づくりに向けた取り組みや解決策について意見を交わし、田検集落の未来図「夢マップ」の構想を描いた。

 

同事業は、良好な農村環境の保全と地域活動の活性化を目的とする。地域住民による集落の点検やワークショップを通し、課題整理や将来像など、情報を官民で共有する狙い。

 

田検地区は前回のワークショップを10月10日に実施。「四級・集落」「農道・畑」の2班に別れて集落内を点検し、「良いところ」と「課題や問題点」の計40項目を洗い出し、探検マップに落とし込んだ。

 

今回のワークショップでは項目に基づき、「どんな風にしたいのか」や「課題や問題点の解決方法」を話し合い、活動の主体や時期を打ち出した。具体策は▽四級親水公園で泳げるようコモリ(深み)を作る▽ケンムン公園の海側のり面補強▽精霊殿の公園整備▽集落内にある洗い場の土砂撤去▽用水路へ転落防止柵を設置―など。

 

大島支庁農村整備課の鍋田康之課長は「村民歌に『山水清く』『自立自興』とあるよう、地域をより良くしたい、との思いが込められた意見が出された。一つでも多く策が実を結ぶよう、今後も集落で話し合いを継続し、行政支援が必要であれば協力させていただく」と総評を述べた。

 

小田桐傑区長は「現時点では意見が集まっただけで、これからがスタート。予算関係など協力が必要な面は支えていただき、自分たちで可能なことは集落で手を取り、進めていきたい。幸いにも、田検は声を掛ければ、皆さんが協力してくれる」と前を向く。

 

県土地改良事業団体連合会は今回のワークショップの内容を集約し、来年4月を目処に「夢マップ」を完成させ、集落内の施設などに掲示する。