離島実情も念頭に対策継続を 奄美大島5首長が共同声明

 奄美大島独自に定めた新型コロナウイルスの警戒レベルが最高の「5」から「4」に引き下げられたことを受けて、島内5市町村長は31日、共同メッセージを出した。奄美市のクラスター(感染者集団)発生で感染が拡大し、本土搬送のケースも見られたとして「これから台風シーズンを迎える。重症化した場合でも、天候の理由で即時対応できないことも想定される。本土とは異なる離島ならではの状況も念頭に、新型コロナと向き合おう」と対策継続を訴えた。

 

 警戒レベルは、接待を伴う飲食店でのクラスター発生を受けて4月30日、初めて「5」に引き上げられた。その後、感染状況が落ち着いたことから5月31日付で「4」へ戻した。

 

 メッセージではレベル引き下げについて「クラスター収束などでレベル5の状態を脱したものであり、感染リスクが高い状態にあることは変わりない」と現状を説明。

 

 本土医療機関などへの搬送事例を挙げながら、「感染者や家族の身体的、精神的負担は計り知れない。島に暮らす私たちは本土とは異なる離島ならではの状況があることも念頭に、『かからない』『うつさない』ための取り組みを継続していこう」と呼び掛けた。

 

 感染が疑われるときは、人との接触機会を避ける行動が重要とし、これが「職場や学校、地域を守ることにつながる」と強調。また、変異株は感染力が強く、年齢を問わず重症化リスクが高いことから、「これまで以上の感染防止対策が必要」と訴えた。