龍郷町、唯一のプラス変動 21年地価

 県は21日、2021年の地価調査結果を公表した。全用途の平均変動率は県全体で前年比1・5%減となり、30年連続のマイナス変動。住宅地は1・4%減で下落幅は前年比0・1ポイント縮小した一方、商業地は1・8%のマイナス変動で下落幅は0・1ポイント拡大した。住宅地は24年、商業地は30年連続のマイナス。市町村別にみると、平均変動率は住宅地、商業地ともに龍郷町が唯一のプラス変動。住宅地は瀬戸内町など3町村が横ばいで、残りの市町村はマイナス変動だった。商業地は奄美市と瀬戸内町が横ばいで残りの市町村はいずれもマイナス変動となった。

 

 7月1日現在で住宅地、商業地、工業地、林地の420地点を調べた。林地を除く全用途で継続調査した405地点のうち地価が上昇したのは26地点、97地点は横ばいで、282地点では下落した。

 

 住宅地の1平方㍍当たりの県平均価格は2万7300円。市町村別の最高額は鹿児島市の9万500円。奄美群島では奄美市の2万5000円が最も高く、瀬戸内町の1万5000円と続いた。

 

 商業地の1平方㍍当たりの県平均価格は8万900円で、鹿児島市の24万6500円が最高。奄美市が2位で前年同額の5万7200円、瀬戸内町が3位で同じく前年同額の5万4200円と続いた。

 

 龍郷町は住宅地、商業地ともに県内で唯一のプラス変動。平均価格は住宅地が昨年の1万300円から1万500円に、商業地が1万4000円から1万4200円に上昇した。奄美市の名瀬市街地に比べて価格帯が求めやすく、空港と中心市街地の中間に位置している立地条件などが背景とみられる。

 

 地点別の最高価格は、住宅地が鹿児島市上荒田17の5の23万000円。商業地は同市東千石町14の3の101万円だった。

 

 住宅地、商業地以外の平均変動率は工業地がマイナス0・7%で前年比0・1ポイント縮小、宅地見込み地はマイナス0・2%で0・3ポイント縮小、林地はマイナス1・8%で0・1ポイント拡大した。