NTT、九電と連携協定  鹿児島県

NTT西日本との協定締結式(上)と、九州電力との協定締結式=25日、鹿児島市の県庁

  【鹿児島総局】県は25日、NTT西日本と九州電力との間でそれぞれ災害発生に備えた相互連携協定を締結した。災害発生時などの関係インフラ早期復旧への迅速化などが目的。いずれの協定にも、県管理道路上の障害物除去や復旧作業のための活動拠点提供などを盛り込んだ。

 

 九州地域戦略会議が、2019年の房総半島台風による千葉県での大規模停電や通信障害発生を教訓に策定した第2期九州アクションプラン「JEWELS+」に基づく取り組み。九州各県がそれぞれ協定を締結する。鹿児島県は宮崎県に次いで2番目。

 

 NTT西日本との協定項目は7項目、九州電力との協定項目は8項目。県民への通信障害情報や復旧見通しの発信、訓練への積極参加などを掲げ、九州電力に関しては電源車配置のための重要施設情報の共有も盛り込んだ。

 

 協定締結式は25日、県庁でそれぞれ行われた。NTT西日本との締結式では鹿児島支店の榊原寿治支店長、九州電力との締結式では鹿児島支店の中野隆支店長と関連会社である九州電力送配電株式会社の大岩根誠鹿児島支社長が出席。協定締結による復旧作業時の支援体制の具体化に期待するとともに、訓練などを通し平時からも連携を強化していくことを確認した。

 

 各社と協定を交わした塩田康一知事は「災害時の通信、電力遮断時の情報確保や周知、早期復旧は住民の安心安全の確保にとっても大変重要」と述べ、多くの離島を有する鹿児島県として協定の効果に期待した。