「さたぜぇないとふぇすてぃバル」 奄美市名瀬

2018年09月17日

地域

歩行者天国となった一帯に多くの人が訪れた「さたぜぇないとふぇすてぃバル」=16日、奄美市名瀬

歩行者天国となった一帯に多くの人が訪れた「さたぜぇないとふぇすてぃバル」=16日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の繁華街・屋仁川通りで16日、「さたぜぇないとふぇすてぃバル」があった。歩行者天国となった通り一帯に飲食店らが屋台を連ね、自慢の料理やドリンクを提供。多彩なステージ発表もあり、来場者をにぎやかにもてなした。

 

 奄美市社交飲食業組合主催の屋外イベントで、今年で6回目。イベント名は「さた(黒糖)ぜぇ(酒)ないと」の語呂合わせ。繁華街を盛り上げようと屋仁川の若手経営者らでつくるY・P・T(やんごプロジェクトチーム)が企画した。

 

 通りには奄美黒糖焼酎の蔵元10事業者や飲食店など計23軒が並び、観光客の増加に対応して特産品を取り扱う3事業所も出店した。

 

 来場者は1ヤンゴ(300円)のチケットを手に屋台をはしご。ステージで披露される島唄やフラダンスを楽しみながら群島各地の黒糖焼酎や各店自慢の味に舌鼓を打った。

 

 友人3人と来島した自営業の植田じゅんさん(66)=東京都=は「料理もお酒もおいしそう。気温も気持ちも熱いイベントだと思った」と話した。

 

 飲食店の前田比呂志さん(37)は「店で一番人気の肉を使った牛飯を準備した。順調に売れている。大変だけどにぎやかでいい。この機会に店の味を知ってもらえれば」と笑顔を見せた。