いわき市に飲料水送る 台風19号被災地支援 龍郷町

2019年10月22日

地域

台風19号で被災した福島県いわき市へ送る飲料水の積み込み作業=21日、奄美市住用町

台風19号で被災した福島県いわき市へ送る飲料水の積み込み作業=21日、奄美市住用町

 台風19号の被災地を支援しようと、龍郷町は21日、福島県いわき市に4・3㌧分の飲料水を送った。同日、販売元の出荷施設で出発式があり、竹田泰典町長は「少しでも被災者の援助になれば」と願いを込めた。

 

 龍郷町の名誉町民で、元衆議院議員の故田畑金光氏=同町芦徳出身=が1974年から12年間、いわき市長を務めた縁での支援。同町は東日本大震災(2011年)後にも、いわき市へ義援金を送っている。

 

 同町は、㈱ラ・ムール(奄美市名瀬、平良文仁社長)の商品「奄美大島の天然水 あまいろ」の2リットル入りペットボトル2160本を購入した。飲料水は、早ければ24日にいわき市に到着する予定。

 

 飲料水の出荷に合わせ、同社の配送センター=奄美市住用町=で出発式が行われた。竹田町長は「いわき市では浄水場の浸水被害に伴い、広範囲で断水が続いていると聞いた。生活に欠かせない水が早く住民に届くといい」と語った。