スカイマーク2路線あす就航 中京圏へのアクセス向上に期待

2018年07月31日

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8月1日に鹿児島と奄美大島、名古屋を結ぶスカイマークのボーイング737―800型機(スカイマーク提供)

8月1日に鹿児島と奄美大島、名古屋を結ぶスカイマークのボーイング737―800型機(スカイマーク提供)

 航空会社スカイマーク㈱(本社・東京都大田区)は8月1日、奄美大島―鹿児島、鹿児島―名古屋(中部)の2路線を就航させる。それぞれ1日2往復を毎日運航する。中京圏だけでなく、首都圏のアクセス向上や観光誘客が期待される。運航初日は奄美、鹿児島、中部の各空港で記念セレモニーがある。

 

 スカイマークの奄美空港への就航は季節限定の2011年3~10月以来約7年ぶり。所要時間は名古屋―鹿児島が約1時間20分、鹿児島―奄美大島は約45分。機体はボーイング737―800型機(177席)を使用する。

 

 運賃は購入時期や空席状況で価格が変動する同社の「いま得」サービスを利用した場合、名古屋―鹿児島間、鹿児島―奄美大島ともに最安で片道3600円。鹿児島―奄美大島乗り継ぎ運賃3千円を加えた6600円で名古屋―奄美大島間を利用できる。同条件での鹿児島乗り継ぎ最安値は羽田―奄美大島が1万1600円、神戸―奄美大島は7600円。

 

 就航初日の全便はほぼ満席。同社広報は「全路線の平均搭乗率は約85%。新規路線は75%をめどに、今後の認知度を高めて利用客増を目指す」と話し、「中京圏、首都圏、関西圏からのアクセスが向上する。低価格ながら十分なスペースを確保したシートなど機内の快適さも楽しんでほしい」とPRした。

 スカイマークは1996年創業。現在国内線19路線を運航しており、今回の新規路線開設で21路線となる。