タンカー事故に迅速対処

2014年11月26日

地域

タンカー(奥)からの油流出を想定、海中からの負傷者救出などを行った訓練=25日、龍郷町

タンカー(奥)からの油流出を想定、海中からの負傷者救出などを行った訓練=25日、龍郷町

 奄美大島北部排出油等防除協議会(会長・宮里一敏奄美海上保安部長)は25日、龍郷町の九州電力竜郷発電所桟橋で海上防災訓練を行った。昨年12月と今年5月、竜郷湾で石油タンカーの乗り揚げ事故が発生したことを受け、訓練はタンカーからの油流出や火災を想定。参加者が真剣な表情で油防除作業や負傷者救助に当たった。
 同湾には九州電力の発電用重油タンクを含め石油・ガス備蓄基地計5カ所が点在。過去にもアスファルト船の座礁事故などが発生している。同湾での訓練は4年ぶり。消防や警察、九電、石油事業所など計14機関から約80人が参加した。