ハイジャック事案想定し訓練 沖永良部空港

2019年12月06日

地域

訓練でハイジャック犯を取り押さえる沖永良部署員=4日、和泊町の沖永良部空港

訓練でハイジャック犯を取り押さえる沖永良部署員=4日、和泊町の沖永良部空港

 沖永良部空港管理事務所主催のハイジャック事案対応訓練が4日、和泊町の同空港であった。同管理事務所や警察、消防、町など関係機関の職員約50人が参加。万一の凶悪事件発生を想定し、関係機関それぞれの役割を確認した。

 

 訓練は上空で不審者にハイジャックされた飛行機が、給油のため乗客乗員を乗せて沖永良部空港に向かっているとの想定で実施した。

 

 空港管理事務所からの連絡を受けて関係機関が現地対策本部を設置。飛行機の着陸後、警察官が犯人の説得・交渉の後、警察の制圧部隊が給油用のタンクローリーの陰から犯人に近づき、隙を見て素早く取り押さえた。

 

 訓練後、沖永良部署の向原昭仁署長は「有意義な訓練になった。沖永良部空港では幸い(ハイジャックの)事案発生はないが、このように平素から危機管理意識を持って訓練をすることが大事」などと講評した。