バシャとサニでサバ作り

2014年06月13日

地域

先輩会員からサバ作りを習った下城老人会の物作り教室=11日、下城公民館

先輩会員からサバ作りを習った下城老人会の物作り教室=11日、下城公民館

 【沖永良部総局】知名町の下城老人会(市来義貞会長、会員32人)は11日、バシャ(バショウ)とサニ(ゲットウ)を使ったサバ(草履)などを作る物作り教室を開いた。会員14人が参加。サバ作り経験のある80代会員3人が60~70代会員に伝統の作り方を教えた。
 会員によると、沖永良部島では80代以上が昔、青年団活動などでサバ作りをした経験がある。教室は老人会の若手にその技術を伝えようと初開催。この日はサバのほか、バショウ糸を使ったストラップ作りも楽しんだ。
 参加者はサバの芯となる縄を両足に引っ掛けると、バショウの皮を丁寧に編み込んでいった。80代会員は慣れた手つきで大きさや鼻緒の位置、編み目も整ったサバを順調に仕上げる一方、初挑戦の若手会員はこつを覚えるのにひと苦労。先輩会員に教えてもらいながら、時間をかけて自身のサバを完成させた。