伊仙町で戦艦「大和」慰霊祭

2015年04月08日

地域

3737柱の冥福を祈り、献花する参列者たち=7日、伊仙町犬田布岬

3737柱の冥福を祈り、献花する参列者たち=7日、伊仙町犬田布岬

 太平洋戦争末期、旧日本海軍の戦艦「大和」が米軍の攻撃を受けて沈没してから7日で丸70年。伊仙町ではこの日、大和を旗艦とする特攻艦隊の戦没将士慰霊祭が営まれた。本土在住の遺族や町内の関係者ら約120人が出席。祖国防衛のため大海原に散った3737柱の冥福を祈り、恒久平和への誓いを新たにした。
 慰霊祭は伊仙町を中心に組織した実行委員会が主催し、今年で48回目。参列者は、慰霊塔が建立されている犬田布岬で大和が沈んだ午後2時23分に合わせて黙とうをささげ、献花して犠牲となった英霊の冥福を祈った。