伊賀さん、古谷さん優勝 東京で奄美島うた・のど自慢

2019年08月30日

地域

島唄の部入賞者(左から2人目が優勝した伊賀さん)

島唄の部入賞者(左から2人目が優勝した伊賀さん)

 関東奄美夏まつり「第10回奄美島うた・のど自慢大会」(東京奄美文化交流協会、同大会実行委員会主催)が25日、東京都品川区立総合区民会館きゅりあんであり、島唄の部は伊賀美佐子さん(千葉県出身)、奄美歌謡の部は古谷雄一郎さん(瀬戸内町出身)がそれぞれ優勝した。

 

 大会には歴代の優勝、準優勝者21人が出場し、自慢ののどを披露した。10人が出場した島唄の部で、伊賀さんは「まんこい節」を歌った。「18歳で初めて聞いた島唄に感銘を受けた。優勝がまだ信じられない。支えてくださった皆さんにあらためて感謝したい」と喜びを語った。

 

奄美歌謡の部入賞者(中央が優勝した古谷さん)

奄美歌謡の部入賞者(中央が優勝した古谷さん)

 歌謡の部優勝の古谷さんは、ギターの弾き語りで「昭和に抱かれて」を熱唱。「このうれしさと喜びは癖になりそう。本業に差し支えないように今後も研さんを続けたい」と頬を緩ませた。同部門には11人が出場した。

 

 大会では出身者らがモデルとなって大島紬をPRする紬ショーや、福山幸司さん(龍郷)、里歩寿さん(瀬戸内)、森田美咲さん(天城)、平田まりなさん(名瀬)によるゲストショーもあり、盛り上がった。スペシャルゲスト徳永ゆうきさんによるミニコンサートもあった。

 

 大会実行委員長の藤井高徳さんは「早いもので今年で10年。多くの出身者の皆さまの協力で無事に節目の大会を終えることができた。心から感謝したい。東京で聞く島唄は格別な味、心に染みる。『東京のアマミワールドに癒やされた』との来場者から頂く声を励みにしたい」と話した。

 

 入賞者は次の通り。(敬称略)

 【島唄の部】①伊賀美佐子②小幡美紀③井出宏則▽審査員賞 勇みつえ▽敢闘賞 該当なし

 【奄美歌謡の部】①古谷雄一郎②吉田清果③重信洋子▽審査員賞 林法義▽敢闘賞 久原卓也