和泊町谷山であしきぶふぇすた

2018年01月15日

地域

 

ピーターパンがモチーフの創作劇で環境美化などを呼び掛けた沖永良部高校生のステージ=14日、和泊町谷山

ピーターパンがモチーフの創作劇で環境美化などを呼び掛けた沖永良部高校生のステージ=14日、和泊町谷山

「大人も子どもも楽しく遊ぶ日~おきのえらぶ的LOHAS(ロハス)なお祭り」と銘打った第3回「あしきぶふぇすた」が14日、和泊町谷山のあしきぶ公園であった。家族連れなど多くの人が来場し冬晴れの下、モノ作り体験やフリーマーケット、劇や音楽などのステージを楽しんだ。

 ロハスとは健康や環境に配慮し、持続可能な社会生活を心掛けること。イベントは2015年に和泊町まちづくり協力隊と谷山集落が地域活性化などを目的に初開催。現在はイベント趣旨に賛同する島内有志が同ふぇすた友の会を結成し、同集落の協力を得ながら継続運営している。

 イベントは▽島の知恵や遊びを学ぶ▽ごみゼロを目指す▽島のごみや自然について知る機会にする▽集客広報はペーパーレス―などを掲げて開催した。

 正月用門松の竹を生かしたキャンドル商品など廃材や捨てる物を活用したハンドメイド作品、フリーマーケットでは古着や雑貨などを販売。飲食ブースでは器や袋を極力使用しないなどの取り組みが見られ、来場者もエコバッグやごみ袋持参で買い物や食事を楽しんだ。

 海洋ごみを使ったクラフト体験などのコーナーやコマ回し、かざぐるまなどの昔あしびコーナーも盛り上がったほか、青空ステージでは沖永良部高校生が環境美化を呼び掛ける創作劇を披露した。

 谷山集落の島田米明区長(66)は「親子連れから高齢者まで幅広い世代が一緒に楽しめるイベント。毎回多くの来場でにぎわい、集落の活性化につながっている」と話した。