大保さん(奄美市名瀬)へ特別功労賞 全日本磯釣連
2019年07月03日
地域
全日本磯釣連盟(中山章会長)はこのほど、奄美市名瀬の大保光年さん(79)へ特別功労賞を贈った。6月30日、同連盟九州支部奄美地区総会であった表彰式に出席した大保さんは「膝が悪くなかなか釣りに行けないが、これからも大物狙いの気概を見せたい」と受賞に笑顔を見せた。
大保さんは1982年に名瀬金久町で釣具店「フィッシング奄美」を開店し、同連盟には35年ほど前に加盟した。現在は同地区顧問を務める。86年に奄美大島で上げたクエ(154・2㌢、65・2㌔)は30年以上たった現在も同連盟の認定記録となっている。
奄美の釣り文化を50年以上支えてきた大保さんは「最盛期は奄美だけで会員が70人以上いた。今は九州地区全体でもその数に届かない」と釣り愛好者の人口減少を危惧し、「来年80歳になるが、若い釣り人の刺激になるような大物を狙っていく」と力を込めた。
総会では前年度役員11人の続投が可決されたほか、前年度大会の表彰があった。主な大会の上位入賞者は次の通り。(敬称略)
【第18回オープン奄美チヌ・クロ釣り選手権】(1月1日~5月6日)▽チヌ ①生村隆幸(喜界町)54・6㌢、2・80㌔②村田敏也(名瀬)54・5㌢、2・20㌔③浜田武(同)52・1㌢、2・40㌔▽クロ ①伊集院将(大和村)52・2㌢、1・67㌔②加藤大志(瀬戸内町)50・8㌢、1・70㌔③直崎武志(大和村)50・3㌢、1・60㌔
【年間大型賞】▽久野博(奄美磯研)スジハタ(78・0㌢、5・68㌔)▽岡山忠洋(同)フエフキダイ(77・5㌢、5・30㌔)