奄美市が博多大丸を大使認定

2020年07月04日

地域

認定証に署名した朝山市長(右から2人目)と万田取締役(同4人目)=3日、奄美市名瀬

認定証に署名した朝山市長(右から2人目)と万田取締役(同4人目)=3日、奄美市名瀬

 九州探検隊プロジェクトと銘打ち、各地の特産品や工芸、文化などを紹介する福岡市の百貨店「博多大丸」(香川曉子社長)は3日、奄美市から情報発信アンバサダー(大使)の認定を受けた。今後両者で連携しウェブや催事などを通じて広く奄美の魅力をPRする。認定式で朝山毅市長は、新型コロナウイルスで影響を受ける地域経済に言及しながら「(取り組みは)願ってもないこと。こういう時期だからこそ地域活性化に尽力していただきたい」と期待を寄せた。

 

 プロジェクトは一般に知られていない各地の「モノ・コト」を発掘し、業者や生産者の販路拡大につなげようと同社が2018年6月に立ち上げた。3年間かけて九州・沖縄全119市を訪問し、連携を目指す。

 

 奄美市の認定は55市目、鹿児島県内では10市目。今後は大型催事で物産販売をしたり、ウェブ上で観光情報を発信したりする。

 

 市役所であった認定式は朝山市長、同社の万田高史取締役が出席し、認定証にそれぞれ署名した。万田取締役は「開業65周年を記念して地元に恩返しをとスタートしたプロジェクト。福岡のど真ん中の天神から発信していきたい」とあいさつした。