宇検村お魚祭り大にぎわい

2019年12月10日

地域

 新鮮な地場産海産物を求める人々でにぎわったお魚祭り=8日、宇検村(提供写真)

新鮮な地場産海産物を求める人々でにぎわったお魚祭り=8日、宇検村(提供写真)

 宇検村漁業協同組合(渡立組合長)と漁協青年部が主催する第12回お魚祭りが8日、同漁協であった。新鮮な魚介類を通常より安価で販売。キハダマグロの解体ショーなどのアトラクションもあり、子どもから大人まで多くの来場者でにぎわった。

 

 水産業振興や魚食普及などを目的に毎年開催している。好天に恵まれ、村内外から訪れた人々が開始前から行列をつくった。

 

 会場には赤ウルメ(タカサゴ)やキホタ(ウメイロ)、ハージン(スジアラ)などの人気の魚介類、魚のみそ漬けやてんぷらなどの加工品も並んだ。販売開始の掛け声とともに来場者が押し寄せ、競うように買い求めていた。

 

 解体ショーではキハダマグロが手際よく切り分けられ、希望者に即売。半身の入ったイセエビ汁(200食)やイカスミ汁(150食)も飛ぶように売れた。海産物や黒糖焼酎、釣り道具などが当たる抽選会も盛り上がった。

 

 渡組合長は「毎年赤字続きの催しだが、楽しんでくれている来場者を見るとうれしい。地元へのサービスの気持ちでやっている」と語った。