少年自然の家40周年 奄美市名瀬

2019年11月22日

地域

県立奄美少年自然の家の開所40周年の記念式典でオープニング演奏をする奄美小学校の児童=16日、奄美市名瀬

県立奄美少年自然の家の開所40周年の記念式典でオープニング演奏をする奄美小学校の児童=16日、奄美市名瀬

 県立奄美少年自然の家(上村早百合所長)は16日、開所40周年を祝う記念式典を開いた。大島島内から学校関係者ら約80人が参加し、これまで同所が取り組んできた青少年育成事業の実績をたたえた。

 

 奄美少年自然の家は、旧名瀬市などからの陳情を受け大島地区唯一の青少年宿泊学習施設として1979年に旧名瀬市赤崎地区に開所。敷地面積は約2万3千平方㍍。定員183人の宿泊棟や、天体観察研修棟、キャンプ場などがある。

 

 小学生や中学生の集団宿泊学習や、高校、大学のスポーツ合宿の受け入れなどを行っており、2018年度までに延べ宿泊者数は6979人、研修人数3万5803人に上る。19年7月には延べ利用者数が100万人に達した。

 

 記念式典で上村所長は「これからも奄美の自然や歴史、伝統文化を大切に郷土を愛する態度を養い、社会づくりに貢献できる青少年の育成に取り組んでいきたい」と述べた。

 

 式典では奄美小学校の金管バンドがオープニング演奏を飾り、式典後は、来賓者がつどいの広場で記念植樹を行った。