平成最後の終戦記念日

2018年08月16日

地域

約100人が参列して恒久平和を誓った戦没者合同慰霊祭=15日、奄美市名瀬

約100人が参列して恒久平和を誓った戦没者合同慰霊祭=15日、奄美市名瀬

 8月15日は73回目の終戦記念日。平成最後の記念日でもあるこの日、奄美市名瀬と同市住用、大和、宇検、瀬戸内、龍郷の6市町村・地区で戦没者慰霊祭や追悼式が行われた。参列者は太平洋戦争で犠牲になった人々のみ霊を慰め、恒久平和への誓いを新たにした。

 

 奄美市名瀬の戦没者合同慰霊祭(同実行委員会主催)は名瀬小体育館であり、遺族や行政関係者ら約100人が参列した。

 

 金井顕三郎実行委員長は「今もなお尽きることのない悲しみが胸に込み上げる。み霊の安らかならんことを祈り、恒久平和を築くために努力したい」と決意を述べた。

 

 朝山毅市長は「過去の教訓から学び、平和の誓いを後世に引き継ぐことが私たちの大切な使命」と強調。師玉敏代市議会議長も「子どもたちのために平和で温かみのある社会を構築しなければいけない」と語り掛けた。

 

 参列者は焼香後、正午のサイレンに合わせて黙とうした。出席者のうち約20人はあかざき公園の奄美群島殉職者慰霊塔にも出向き、線香を供えて犠牲者の冥福を祈った。

 

 

【写真】

約100人が参列して恒久平和を誓った戦没者合同慰霊祭=15日、奄美市名瀬