徳之島用水、今夏本格通水へ

2016年04月07日

地域

ダムの水を利用してカボチャの早生品種の栽培に取り組む太田淳一さん=伊仙町

ダムの水を利用してカボチャの早生品種の栽培に取り組む太田淳一さん=伊仙町

 国営徳之島用水土地改良事業は、徳之島ダム(有効貯水量730万㌧)から島内3町に延びる用水路の通水試験が順調に進み、2016年3月末現在で8割が完了した。島内の一部のほ場では試験通水によって、ダムの水を利用した新規作物の実証栽培も行われている。各地区の受益者で組織する水利用組合の設立を経て、今年7月にもほ場への本格的な通水が始まる見通し。農家からは安定生産と増収、新規作物の導入に期待の声が上がっている。

3町の用水路への通水試験が進む徳之島ダム=天城町

3町の用水路への通水試験が進む徳之島ダム=天城町